ルーシーダットンとは
ルーシーダットンの“ルーシー”とは、仙人等の意味を持つインドの古い言葉サンスクリット語、“ダッ”は古いタイ語で伸ばす・引っ張る・曲げる・正しい方向に矯正する、“トン”は自分・自己といった意味で、分かりやすく言うと自己整体・セルフストレッチとなります。
インドやタイ等で瞑想・修行を行っていたルーシー達が、長時間の座禅・瞑想において歪んだ体を修正したり、厳しい修行で崩した体調を整えるために開発されたと言われています。
ですので、一部では「タイ式ヨガ」とも称されておりますが、修行や瞑想であるヨガとは根本的に目的が異なり、ある意味ヨガとは対角の存在と理解できます(そもそもタイ式ヨガというものは存在しません)。
ルーシーダットンのポーズは、一説には120以上あると言われておりますが、似たようなポーズだったりアクロバティックなポーズで一般的ではないポーズも多く、時代を追うごとに集約され、現在ワットポーでは18ポーズを伝承しているとのことです(昔ながらの80~100以上のポーズを教えるスクールもあります)。
呼吸法は、息を吸う時にお腹を引っ込め、息をはく時にお腹を膨らませ、一部のポーズ以外は、常にゆっくり吸ったりはいたりを繰り返します。
この呼吸法は、リラクゼーションをもたらすだけではなく、内側から体内温度を上げ、血液の循環を活発にする効果があります。
また、タイ古式マッサージと同様、体全体の血液やリンパの流れに最も影響する『足』を刺激するポーズが多いのもその特徴で、足痩せやお腹周りのダイエットにも、非常に効果的であると言えます。
《ルーシーダットンをお受けいただけない方》
・高熱がある
・関節に腫れ・痛み等炎症がある
・ひびまたは骨折している(完治後3か月以上経ってから可)
・泥酔している
・重度の糖尿病
・重度の高血圧
・心臓病
・癌を患っている
・手術後2年以内
・伝染性皮膚病および法定伝染病を患っている
・食後30分以内
・医師から運動を止められている